「難病」ということばが嫌いだ。_好き嫌いのお話。

こんばんは!

 

三連休ですね。せっかくのお休みですが、体調が悪かったため今日は家で寝ていました。

 

プロ野球選手の中道選手が、潰瘍性大腸炎であるというネットニュースを本日目にしました。

www.sankei.com

 

私も同じ病気をもっているため、「大変だな」という感想を持ちました。しかもプロ野球選手、特に身体が資本となる職業の中で、食事制限や治療をされるのは大変なことでしょう。

 

今回のように有名人の方が難病になった場合ニュースで報道されたりネットニュースに流れたりします。例えば、安倍首相が潰瘍性大腸炎であると報じられた時や、それにも関わらずカツカレーを食べている!!などとわけのわからない報道をされたときは世間を賑わせていましたね。

(カツカレーに関しては賛否両論あると思いますが、食事にどこまで制限をかけるかは本人が決めるべきことだと考えます。極論ですが、ずっとおかゆだけ食べる人生なんて耐えられないでしょう。)

 

さて、少し話が脱線しましたが、私が今日言いたいことは、「難病」という言葉が嫌いだ、ということです。

 

今日のように、難病に関するニュースを見たり、難病の子供たちのためのイベントとかを見るたびに、私は「難病」という言葉があたかも「かわいそう」「大変」「同情する」などといったネガティブなイメージをもっていることに残念な気持ちになります。

 

たしかに「難病」であることは難病でないよりも大変なこともあるでしょう。しかし、難病である人はかわいそうなのでしょうか。不幸せなのでしょうか。

 

現時点で、治らない病気を患っているという事実は認めなければなりません。しかし、私は難病であるからといって、かわいそうでも不幸せでもありません。あたかも、社会的弱者であるように扱われてしまうことがとても嫌いです。

 

あーそうそう、潰瘍性大腸炎なんだよね、だから毎日薬は飲まないといけないし2カ月に一回は通院しなくちゃいけない。でも特にそれ以外不便は特にないし毎日楽しく過ごしているよ。

 

それだけの事実を、当たり前のように話せる社会であればいいな、と思います。

潰瘍性大腸炎に限らず、難病という言葉が病気に尾ひれをつけてしまっている事例は他にもきっとあるでしょう。

 

言葉についているイメージを見るのではなく、事実だけを見る。

 

私は「難病」という言葉が嫌いです、という好き嫌いのお話でした。