病気(難病)になっても就職できるのか

 

 

こんにちは、潰瘍性大腸炎原発性硬化性胆管炎歴7年のタロイモです。ここまで以下の4つの記事を書いてきました。

潰瘍性大腸炎とは。患者数、症状、治療、生活psctoubyou.hateblo.jp

潰瘍性大腸炎と入院psctoubyou.hateblo.jp

原発性硬化性胆管炎と余命psctoubyou.hateblo.jp

患者向けのSNS紹介psctoubyou.hateblo.jp

 

 

今回は、病気になっても就職できるのか、そして私自身がどうやって職を決めたのか、の2点を書きたいと思います。

 

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・病気の人でも就職は可能か

可能です。潰瘍性大腸炎であるならば私の友人は大手金融機関に病気を宣告した上で内定をもらっていました。加えて、私が就活中に聞いたことで言えば潰瘍性大腸炎は患者数が多いため、社内にも何人か患者の方がいらっしゃって病気に対する理解があることも多いようです。

 

・問題点はなにか。

 

能力100の健常者>能力100の患者であることは間違いありません。入院のリスク、退社のリスク、死亡のリスクを患者は持っています。当然企業としてはリスクは少ない方がいいです。採用というのは、非常に大きな投資なのです。ということで

問題点1=能力が同じ健常者には勝てない。

 

次に、私が問題点だと考えるのは、病気によって未来が見えない患者が、未来を考えて職を決めなければいけないという摩擦です。患者の中には、1年後、5年後あるいは数十年後の死亡のリスクを宣告されている人もいます。私がいつも思うのは、例えそれが5%の数字だとしてと「死亡」や「入院」のリスクが少しでも見える人と全く見えない人では行動の自由度に大きな違いがあるということです。もし、10%の確率で5年後に死ぬと言われればあなたは将来幸せな家庭を持ってバリバリ仕事をこなす自分の姿を想像できるでしょうか。なかなかできるものではないでしょう。なぜならば5年後には死んでいるかもしれないというその確率があなたの家のローンを組むという選択や、子供を産み育てるという選択をする可能性を排除させてしまうからです。病気を持っている人は、未来を考えて職を決めることに苦労するのです。

ということで問題点2は、病気で先が見えない患者がなりたい職を探すのは難しいということです。

 

・ではどうすればよいのか。

問題点1→能力を高めよう。能力とは、学歴などのステータス、専門知識などの知識、人間的素養(素直さ、チャレンジ精神、忍耐強さなど)などの内面のよさなどです。なりたい職に向けて正しい方向で能力を高めることが重要です。

 

 

・私が就職活動をどうしてきたか。

私は主に問題点2で非常に苦労しました。10年先の見えない自分に向かって今どんな職を選ぶのか、というある種矛盾のような問題点を解決することは容易ではありませんでした。

結果、私は目の前のことに一生懸命になりたい、その気持ちで仕事を探しました。よって安定性や収入ではなく、一生懸命楽しく働いている人が多い職場を選び、合格しました。

 

 

・まとめ

病気の人でも就職は可能です。しかしながら、健常者>患者であることは間違いない。加えて、病気によって未来が不透明である中でなりたい職を見つけることは難しい。よって、能力を高める努力、そして病気にどのように折り合いをつけて職を決めるかという決断、この二つが患者の就職を決めるでしょう。

 

 

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