難病になっても勉強は頑張れる。難病を宣告された子供たちへ勉強の大切さを伝えたい。

こんにちは。潰瘍性大腸炎原発性硬化性胆管炎歴7年のタロイモです。今回は、難病と勉強という一見関係なさそうなテーマを取り扱いたいと思います。

 

私は、中学三年生の夏15歳に難病を宣告されました。潰瘍性大腸炎原発性硬化性胆管炎です。潰瘍性大腸炎はなったからといって死ぬというような病気ではありませんが、PSCに関しては10年生存率○%という文字がでてくるような病気です。そんな病気を持った私ですが、中高大と勉強を頑張ってきました(好きなことなので頑張るという言い方はおかしいかもしれませんが)。そして難病の子たちこそ勉強を頑張るべきだと私は強く思っています。なぜでしょうか。順を追って説明します。

 

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⑴私が勉強をがんばろうと思った理由

 難病を宣告された私は、様々な不安を持ちました。就職できるのか、保険に入れるのか、ローンは組めるのか、恋人をもってもいいのだろうか。難病とは簡単に言えば原因不明の病気でいわゆる不治の病として該当するものです(難病とはhttp://www.nanbyou.or.jp/entry/1360)。そんな状況の中で唯一私がすがったのは勉強でした。学歴を持てばとりあえず就職はよりeasyになるんじゃないだろうか。という単純な考えでした。病気を受入れ、しばらくしたのち私は学校の勉強を以前よりもかなり真面目に取り組むようになりました。

 

⑵勉強によって得られたもの

では、勉強をすることによって得られたものはなにか。一つ目に学歴、二つ目に柔軟に物事を考える力です

・学歴

一つ目に関しては誰が言うまでもありません。学歴は大切です。しかしながら私がここで重要だと声を大にして言いたいのは、難病になったとしても思考に影響がない限り、何かに言い訳をして勉強を怠らなければ、難病を持っていても学歴を得ることができるのです。健常者と平等に闘えるフィールドなのです。学歴があればどうではありませんが、将来的にお金を稼ぎたいと思ったときに有利になることは間違いありません。大企業への就職、起業、社会的活動、レベルの高い学生たち、多くの金を稼ぐのに重要な要素が偏差値の高い学校にはあることが多いです。

 

・思考力

二つ目に柔軟に物事を考える力、私はこちらの方が勉強をがんばる理由としてより強く挙げたいものです。難病になった私やあなたやあなたの子どもたちは、難病というナニカに自身のアイデンティティの揺らがされると、たびたび感じるでしょう。なんで私が病気なのだろうか、なにを頑張ればいいんだろう、もう病気だからなにがなんでもどうでもいいよ、等そういう思考に陥ってしまうという経験を私はしてきました。しかしながら、勉強(知識の増加、考え方の吸収)をすることで、過去の人々がどのように問題を解決してきたかを知ることができます。私たちが悩むようなことは大抵過去の人が経験してきたものであり、現代にいる私たちはその考え方を吸収し、よりよい未来につなげることができるのです。難病という大きな悩みを持つ私たちだからこそ、先人の知恵を吸収し、よりよい未来を創る自分になることが、勉強によって可能になるのだと私は思います。もちろんそういう意味では偏差値の高い学校に行くことだけが正解ではないということにも気づくことが出来るでしょう。芸術家になるのもよし、アイドルになるのもよし、自分がなりたいと思う自分を探す手がかりが過去の人々の人生から学ぶこともできるのです。

 

⑶学歴と難病と就職

学歴を持っていれば、難病を持っていたとしても良企業に入ることが出来る可能性は高まります。また、様々な選択肢をもつことができます。起業、優良企業への就職、芸術化、アーティスト等。その分野でレベルの高い場にいるということは将来への自分に太く強い橋を架けているということなのだと思います。難病というハンデを持っているからこそ、自分に強みを持たせることが重要です。

 

 

⑷難病を宣告された子たちへ。

将来が不安だという子は多いでしょう。私自身も不安です。しかしながら、どんな人だって未来は不安であり、未来はわからないものなのです。だからこそ、今目の前のことに対して一生懸命になるべきなのだと私は思います。どっちのみち長くても100年程度しか生きることができないんです。何億年も生きている神様にとったら100年も30年もたいした差はないです。逆に7日間しか生きれないセミだって7日間が短いとは思っていないでしょう。話がそれましたが、難しく考えることなく今目の前のことを精一杯やりましょう。その一瞬一瞬の積み重ねが、将来の自分をつくります。一瞬一瞬の幸せが何十年の幸せをつくります。その一つが勉強であり、それが学歴や思考の柔軟性を生み、将来の不安を軽減することができます。勉強することだけが大切ではありませんが、今を一生懸命生き続けるために、勉強をすることが大事なことの一つなのだと私は言いたいです。

 

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